sees 自律分散AIブロックチェーンセル

BLOCKCHAIN CELL

株式会社シーズは、シーズエンタープライゼスブロックチェーンに独自開発の自律分散型AIをドッキングさせ、更にこれを1チップに収めた人工神経細胞というべき「自律分散AIブロックチェーンセル」を誕生させました。

「自律分散AIブロックチェーンセル」は、工場の無人稼働や各種施設の無人監視・管理を実現させる世界に類を見ない技術です。工場出荷時はセンサーや設置環境に合わせて個別にセッティングする必要はなく、設置された瞬間に自律的に周囲の環境をセンシングし稼働を通して各種の要素を自律学習していくという、まさに人工神経細胞の如く振る舞う複合チップです。

ブロックチェーンは神経伝達経路のシナプスに相当する役割を持ち伝送データを保証し分散処理を実現いたします。人工神経細胞機能に加えて、自律制御の視聴覚細胞と小脳にあたる自律神経の機能を含め、極めて特徴的な先進ロジックで構成されています。

SPEC

自律分散AIブロックチェーンセルの
スペック概要

自律分散AIブロックチェーンセル ※イメージ図

❶ブロックチェーンノード/ハッシュチェーン用SiP

想定スペック
MPU(マイクロプロセッサユニット)
  • ブロックチェーンノード用CPU
  • ハッシュチェーン用CPU
  • USB対応
  • イーサネット対応
  • カメラ対応
STMicroelectronics STM32MP15x
  • Arm® Cortex®-A7 up to 800MHz x2
  • Arm® Cortex®-M4 up to 209MHz
  • USB 2.0 HS + PHY x2
  • Ethernet 10/100/1000
  • Camera Interface
メモリ 1GB DDR3L Memory
電源IC STPMIC1 Power Management IC(PMIC)
ROM 4KB Non-Volatile EEPROM
発振器 MEMS Oscillator
サイズ 18mm×18mm

❷自律分散型AI用 Edge TPU

想定スペック
チップセット Google Edge TPU and PMIC
シリアルインターフェース PCIe Gen 2 or USB 2.0
サイズ 15mm×10mm×1.5mm

❸Wi-Fi/Bluetoohモジュール

想定スペック
チップセット QCA6174A
Wi-Fi 2.4GHz & 5GHz Wi-Fi
Bluetooth 5.0 BR/EDR/LE
サイズ 11mm×8.8mm×1.15mm

❹暗号化認証IC

想定スペック
暗号化/復号 ECDH (楕円曲線ディフィー・ヘルマン)
署名/検証認証 ECDSA (楕円曲線デジタル署名アルゴリズム)
サイズ 2mm×3mm×0.6mm

USE CASE

自律分散AIブロックチェーンセルの
ユースケース

「自律分散AIブロックチェーンセル」が最も有益に機能する例として、構内(工場・病院・マンションなど)の無人制御や監視があります。構内で使われる各種装置(製造ロボット・室温制御・照明制御など)の稼働状況から故障検出・故障予測に関して、これまでは各種各様のセンサーデーターを基に中央管理装置内のソフトウェアによって集中検知・判断・警報出力などを行っています。

しかし、事故などで多くのセンサーから一度にデーターが送られると中央監視装置では順次処理を行うために人間への警報出力やスプリンクラーによる消火などの対処までにかなりの時間を有し、対処が遅れ大災害に繋がることもあります。

そこで「自律分散AIブロックチェーンセル」を使うことで、異常を検知したら中央制御装置に通知すると同時に自身が過去の自律学習を通して得た知識によって、個別に判断し対処を瞬間的に行うので大事故を未然に防ぐことができます。

また「自律分散AIブロックチェーンセル」同士が連携し同時分散処理によって各種の異常処理を対応させることが可能となります。

同時分散処理によって各種の異常処理を対応させることが可能 ※イメージ図

LOGIC

自律分散AIブロックチェーンセルの
特殊ロジック

「自律分散AIブロックチェーンセル」は、自律化するための特殊ロジックが組み込まれています。

個性確立ロジック
モーターなど駆動装置は製造上のバラツキや経年経過での個別劣化があり、例えば1000rpm(回転毎分)で振動を起し異常過熱を起すモーターもあれば、2000rpmでも正常回転しているものもあります。それぞれのモーターに設置された「自律分散AIブロックチェーンセル」は、個別に自身が管理するモーターの個性を学習し、どこまでが正常ラインなのかをリミッターを設定します。
他者比較学習ロジック(自己学習)
「自律分散AIブロックチェーンセル」は自身が管理する装置は他の装置と比べ、どのような個性が有るのかを他の「自律分散AIブロックチェーンセル」とデーターを共有して把握していきます。
言葉による意識・意思伝達ロジック
「自律分散AIブロックチェーンセル」は、通常のセンサー出力のデジタルデーターに加えて人間の言葉による意識や意思といった言葉を同時出力します。例えば「少し暑いです」とか「かなりの振動を感じます」などで、この言語情報によって既存の言語入力型AIに直結させ意思を伝え、思考・判断を仰ぐことができます。
自己対処ロジック
通常の監視システムと異なり「自律分散AIブロックチェーンセル」は中央監視装置の判断を仰ぐまでもなく、緊急に対処しなければ危険な場合は、警報出力や局部的なスプリンクラーなどでの消火を促す行動を独自判断で行います。
倫理ロジック
構外の上位サーバーやエッジサーバーはトータル的な予測や判断を行いながら、各「自律分散AIブロックチェーンセル」に教育を行います。(出力する言語情報の補正など)
自己ポジション認識ロジック
個々の「自律分散AIブロックチェーンセル」にGPSと高度センサーを付けることで、3Dマップで自身が設置されている場所や異常検出先の場所・装置を上位サーバーへの通知のみならず自身でも特定把握できます。
再教育ロジック
定期的に「自律分散AIブロックチェーンセル」にポーリングをかけて正常稼働の可否・場所の移動・ステータス等を基に3Dマップを作成し、常にバージョンアップを繰り返します。これにより、人間が設定しなくても自律的に最新の自分のポジションと役割をアップデートさせることが可能となります。

APPLICATION

自律分散AIブロックチェーンセルの
視聴覚制御への応用

「自律分散AIブロックチェーンセル」にデジタル動画像カメラモジュール(マイク内臓)を一体化させ、「自律分散AIブロックチェーン視聴覚セル」に機能アップを図ることができます。動画像カメラによる動画像とマイクによる音声入力で、より高度な自律分散制御・監視が行えます。

同時分散処理によって各種の異常処理を対応させることが可能 ※イメージ図

PAGE TOP